
アドラーの言葉は、私たちに心理学としての考え方を与えてくれるだけではなく、新しい価値観を与えてくれます。
今回の言葉では「あなたの人生はあなたが決めることができる」ということを私達に教えてくれます。
不治の病のとこにあっても、天を恨み泣き暮らすか、周囲に感謝し余生を充実させるか、それは自分で決めることができる。
皆様はこの言葉からどのような印象を受けるでしょうか。
【命を終える瞬間】恨みより感謝を大切にしたい
「不治の病のとこ」と指定されておりますから、命の長さはわからないにしろ、もう動くことのできない状況であることが想像できます。
そのような状況になっても恨みを感じていたら、私なんかはつらく感じてしまいます。
「お坊さん」という職業柄の話かも知れませんが、最期は仏様や皆様への感謝を感じ、合掌しながら命を終えていきたいものです。
誰もが必ず命を終えるのですから、この世に恨みを持つのか、感謝で命を終えていくのか、どちらがいいか明確にしておくべきでしょう。
そして、そのためにはどのような生き方をするべきなのかを選択して生きていきたいです。
私達は、誰もが人生を選択できるのですから。そのことを示されたのが今回のアドラーの言葉です。
未来はいつでも変えることができる(過去は変わらない)
今回のアドラーの言葉では、「不治の病のとこ」と指定されておりますが、「天を恨み泣き暮らすか、周囲に感謝し余生を充実させるか、それは自分で決めることができる」ことはいつでもできます。
確かに、過去の現実は変えることはできません。しかし、未来を彩るのは私達です。
私の人生の主人公はもちろん私です。
過去のトラウマに縛られる必要はありませんし、他者とのしがらみで動き出せない人生を過ごす必要もありません。
どのような未来を彩るかは自由なのですから、私が前向きになれる未来を彩ればいいのです。
アドラー心理学を学ぶことによって、お互いに幸せになる勇気の定まった自由な人生を歩みましょう!!